ストレスからタバコを吸って 疲れも溜まり 咳き込むの漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
岩手県61才 男性
震災前はストレスから隠れて、タバコを吸っていました。
その後、健康を考え喫煙は止め、被災した仲間の仕事も引き受け、復興に全力で頑張りましたが、人手不足と競争の激化で疲れも溜まり、咳き込むようになり咳が止まりません。
是までは相性の良い漢方薬で治まっていましたが、効き目も無くなり、心配で漢方相談しました。
中医学(漢方)的には「肺は呼気をつかさどり、腎は納気をつかさどる」と言い、呼吸を「肺と腎の共同作用」と中医学(漢方)では考えます。
肺から空気を吐きだす「呼気」は、肺の力で、腎は「吸い」込んで、下腹部の丹田に納めるのは腎の力とされ、肺と腎の老化が進むと呼吸器疾患とされ、漢方の本治(根本療法)として肺や腎を強化する漢方養生で改善しますと説明されました。
仕事の量も減らし、汗のかき過ぎや肺を潤す夏の養生法と漢方薬を提案して頂きました。
お蔭で漢方で咳き込む事はなくなり、酷い汗をかく事もなくなり、秋に向けて「肺と腎の養生」を続けるように教えて頂きました。
西洋医学では、ぜん息の治療にステロイドを使用しますが、肺と腎を補う漢方養生は腎の陽気を補う体質強化で、肺の防衛力を高め呼吸器系の弱い方を根治してゆきます。
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